安めの株をみているよ

株ビギナーの人でも買いやすい、10万以下の低位株をメインにみている…つもりでしたが政治、ニュース、ビジネスなど少し脱線して書いたりもしています。 投資は自己責任で!

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原油価格が暴落しているのはなぜ?これからの価格推移の見通しは?

      2015/09/01


長期的に下がり続けている原油価格が、ここにきてもう一段階の下げを見せてきています。

24日のニューヨーク市場で原油先物相場が急落し、指標の米国産標準油種(WTI)10月渡しは時間外取引で一時1バレル=38ドル台をつけた。38.94ドルまで下げる場面があった。約6年半ぶりの安値で、原油の供給過剰感が引き続き嫌気された。10月渡しは前営業日の21日に節目の40ドルを一時割り込んでおり、原油安が加速してきた。

NY原油:急落、一時38ドル台 6年半ぶり安値  (毎日新聞)

 

0831_1 (15/08/31 22:50現在 原油 ストリーミングチャート 週足)

 

上記の記事にもあるように一時6年半ぶりの安値となる38ドルをつけたNY原油価格。
その値をつけてから8月31日現在では43~44ドルへの反発を見せていますが、上記の週足チャートを見ても分かる通り、長期的なスパンではかなりの値下がりを示しています。

なぜここまで原油価格は下落してしまったのでしょうか?
また、これからの原油価格はどのように推移していくのでしょうか?






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原油価格下落のそもそもの原因は何?

原油がここまでの価格の落ち込んだのには主に2つの原因があります。

それが需要減供給過剰、ただし供給が増えたから需要が減った、という相関にあるのではなく、それぞれは割と独立した要因だとぼくは考えています。

 

 

1.原油価格の下落要因は「需要減」?

 6年半ぶり1バレル=38ドルをつけたまでの下落の要因には、8月24日に起きた世界同時株安が大きく影響しています。
世界同時株安の発端となった中国の景気減速の表面化―――これにより中国をはじめとした国々で石油などの資源の需要が鈍ることが予想されます。
8月21付の日経新聞の「中国、生産調整が拡大」という記事にもあるように、

景気悪化の中国で生産調整 → 企業の業績悪化 → 経済下押し → 全体の需要減

という悪循環が生まれるというわけです。

 

2.原油価格の主要原因は需要減より「供給過剰」

世界同時株安と同時に大きな下落を見せた原油価格ですが、上の週足チャートを見ても分かるとおり、長期的なスパンでも下落トレンドとなっています。

この下落トレンドの要因となっているのが原油の供給過剰です。
そしてこの供給過剰を引き起こしているのが、アメリカとサウジアラビアを盟主としたOPEC(石油輸出国機構)の原油価格の競争です。

 

「サウジアラビアは中東にあるから石油産出国なのは分かるけど…なんでアメリカ?」という意見が100人中40人くらいの方から出るかもしれません。

「アメリカはただの原油輸入国」という考え方を変えたのが、アメリカの新型資源、シェールオイル生産の増加です。
シェールオイルって何?ってことですが、ここでは石油の一種と考えてもらえればダイジョーブです。
石油に代わる新たな資源、シェールオイルが技術の革新によりドバドバとれるようになり、全体の供給量が増加したワケです。

アメリカのシェールオイル生産が増加したことにより、過去において原油産出国のサウジアラビアの原油をアメリカが輸入、というかたちをとっていた二国の関係は、産油国と輸入国、という関係から産油国 VS 産油国 という構図に変化したのです。

こうして供給過剰が発生、価格競争が始まり、原油価格は下落トレンドに転じました。
かつて起こった二度の石油ショックは供給の不安定化が理由でしたが、今回の石油価格の下落は供給超過が理由となっています。

 

原油の生産が多すぎるなら仲良く調整して減らせばいいじゃん…と思う方が100人中99人ほどいるかもしれません。

実はこの問題にはイスラム国や、アメリカとロシアとの関係も絡んだりしてくるのですが、めんどくさいのでこの記事で書くのはやめます(おい)
またそのうち書きたいとおもいます…だから毎日ブログ読みに来てくれよな。

 

8月29日にはETFの記事を書きましたが、
リンク:株を始めたいけど、どの株を買えばいいか分からない…って人向けのオススメ銘柄はコレ!

原油価格と連動して動く原油ETFも当然長く低迷しています。

0831_2 (WTI原油ETF【1671】 15/08/31引け後 週足チャート)

 

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原油価格のこれからの見通しは?

これからの原油価格はどう推移するのか?ということですが、今回以上の底を見せる可能性は高いとぼくは考えています。
その要因となるのが

①米国がイランへの経済制裁を解除したことにより、イランでの原油生産がマシマシになる
②中国などの外部要因による、更なる世界経済の悪化

という二点。

ドカドカと下がることはないと思いますが、今は不況感が加速しているので、それに合わせて石油価格も低迷することは大いにあり得ると思います。
 世界的に石油価格をなんとかしようって感じじゃないしね今は….

 

まとめ

原油価格の下落の主な要因は ①需要減 ②供給過剰
 ●原油価格の低迷は長期化しそう

 

まあ、あくまでもひとつの意見として読んでいただければと思います。

 

 

09/01追記:原油価格、一時1バレル49.33ドルまで上昇

どうやらこの記事を書き終わったころに原油が一時一バレル49.33ドルの高値まで高騰したようです。
その理由としてはOPECが他の原油産出国と適正価格の調整のため交渉へ入ること、エネルギー情報局(EIA)の最新データが米原油生産が当初予想値を下回っていることなどがあるようです。

国際的な取組みが進んでいけば原油価格は復調の兆しを見せるかもしれません。

 



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