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新興国通貨安が起こった原因は「米利上げ」!日本への影響は?

      2015/09/11


本日9月9日の日経平均は1343.43円高の18770.51円、21年ぶりの上げ幅となりました。
特に何か材料があったわけでもなしにどちゃくそリバ、ぼくとしてはボラティリティが激しすぎるんでとっとと落ち着いて欲しい感じですが、SO、FOMCもありますししばらくこの調子でしょうかね…
さて、話は変わって新興国通貨安について。

以前は「新興国通貨安って何?」って記事を書きました。
要するに「ある通貨別の通貨の価値 の相関関係についての話、ということでしたね。
リンク:米利上げ、人民元切り下げに関係して起こる「新興国通貨安」とは? (15/09/01)

今回は新興国通貨安はなぜ起こったのか?そしてどのような影響を及ぼすのか?ということについてです。



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新興国通貨安はなぜ起こったのか

今回、新興国通貨安が話題となっている理由としては
①米国の利上げ観測
②中国の人民元切り下げ

といったことが大きく関係しています。

 

まずは米国の利上げ観測について。
これは以前の記事でも書いた通り、アメリカで金利が上がる思惑が立つと、金利の高いドルに金が集まり、新興国から資金が流出、ということでした。
これが今回の問題の根っこオブ根っこにあります。

 

そして中国の人民元切り下げについて。
これは今回の問題とは直接関係はないのですが、それでも新興国の通貨、経済に間接的に大きな影響を与えています。

今回の人民元切り下げの目的は「中国の輸出を増やして貿易黒字を増加させること」でした。
参考:人民元切り下げの中国、株価はまたまた大幅下落…日本への影響は? (15/08/19)
国が自国の通貨、元の価値を下げると中国発の輸出を増加させることができ、停滞した経済にカンフル剤を打つことが出来ます。

(これは円安になると日本の輸入が増えることと同じですね。
なんでそうなるねん?!って方は野村ホールディングスと日経新聞が運営するこのページがめちゃくちゃ分かりやすいです)
リンク:円高とは? 円が、海外の通貨に対して高くなるとどういうことが起こるのでしょうか? (man@bow)

が、中国の輸出量が増えれば、輸入側の国としては当然輸入量が増加、今まで以上の費用が必要となることになります。

この中国の対ドルでの人民元切り下げを受け、ベトナムもそれに追随するかたちで対ドルに対して通貨の変動幅を拡大しました。
参考:ドンの取引幅を拡大すると発表 ベトナム中央銀行

この動画にもあるように「通貨安競争」がこれから広まっていくことも考えられます。

 

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新興国通貨安。日本、そして他国への影響は?

今回の通貨安はかなりの下落幅を見せており、アジア通貨危機時と同程度までの水準に沈んでいる国も少なくありません。
各国の通貨安に関連した経済状況を見てみると、

・マレーシア
通貨リンギはアジア通貨危機以来の安値。

57年の独立から変わらぬ政権のため、政治体制に改善性が見られない。

・インドネシア
通貨ルピアは1ドル=1万4000円ルピア台までの下落。アジア通貨危機以来の安値水準。

輸入関税引き上げにより輸入を抑制。それに併せて国産製品も増産。

・ロシア
原油価格の下落と同時に通貨ルーブルの価値も下落。

プーチン政権の長期化により経済成長が鈍化、多角化もうまく進まず。

・ブラジル
昨年8月末と比べ対ドルで5割程度ブラジルレアルは下落。
1~3月期のGDPは前年同期比で-1.6%と低迷が続く。

共通する問題としては本日9月9日の日本経済新聞にもあるようにドル建て債務の返済負担が大きくなってきてしまっていることでしょう。

 

新興国の通貨安は当然日本にも影響を及ぼします。
円換算においての現地の売上高、利益が少なくなり、業績に悪影響を及ぼすこと、そしてマクロな要因としては世界全体の経済停滞につながります。

今日の日経平均は爆上げでしたが、ファンダメンタルズ、そしてマーケットの心理的にはまだまだ暗雲が晴れたとは言えません。
さきにも書いたように今月はアメリカFOMCがありますが、そこで米利上げが9月に施行なるか、というのが短期においてまずは重要な視野ですね…。

どうでもいいんだけど、書いている途中に「新興国通貨安」という文字がゲシュタルト崩壊した
(おわり)

参考:日本経済新聞

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