安めの株をみているよ

株ビギナーの人でも買いやすい、10万以下の低位株をメインにみている…つもりでしたが政治、ニュース、ビジネスなど少し脱線して書いたりもしています。 投資は自己責任で!

*

5分で分かるヨーロッパ難民問題の現状…EU内部でも受け入れ対応の態度が違うワケ

      2015/09/13


以前ヨーロッパに難民が押し寄せている「難民問題」について書きましたが、その状況はますます悪化しているようです。
リンク:チプラス首相辞任のギリシャにのしかかる「難民問題危機」って何?

このタイトルだとギリシャメインみたいな感じですが、ギリシャはあくまでも通過ルート。
窮状に陥ったシリア周辺国の人々が安全を求めてヨーロッパへ、なかでも経済状況がよいドイツ、イギリス、北欧を目指す、というのが前回の記事の主な内容でした。

この難民問題がますます報道されるようになったのが今月3日、欧州で報じられた3歳の男の子が海辺で溺死しているという写真でした。

参考:溺死したシリア難民の男児の写真に世界が衝撃 (THE WALL STREET JOURNAL)

 

今回はそもそもなぜ難民が押し寄せるようになったのか?
そしてそれを受け入れる各国の姿勢はどういったものなのか?

ということについてです。



 



スポンサーリンク


 

 

 

ヨーロッパに難民が訪れるようになった最大の理由は「シリア内戦」

そもそもなぜ難民はヨーロッパへ訪れるようになったのでしょうか?
その最大の理由としては、シリア近くで2011年から続くシリア内戦が挙げられます。
難民の多くは経済的理由ではなく激化しつつある内戦から逃れるためであり、今年日本を騒がせた過激派組織「イスラム国」もその一因となっています。

欧州委員会によると、今年に入ってヨーロッパに入った難民・移民の合計はギリシャ、ハンガリー、イタリアのみで約50万人。
今年のみで200万人に迫るという予測もあります。
あとに書きますが、EUが設置しようとしている受け入れ枠の16万人では到底足りないのが今の現状となっています。

 

スポンサーリンク


 

 

 

各国の受け入れ姿勢は?

ニュージーランド、カナダ、といったヨーロッパ以外の諸国が難民受け入れに対して肯定的な姿勢を示す一方で、ヨーロッパ内部ではその対応には大きな差が出ています。

 

難民受け入れに肯定的な国々 ドイツ、オーストリアetc

 ドイツがヨーロッパの中では経済的に豊かであり、かつ難民受け入れにもっとも積極的な姿勢を見せる国であると言っていいでしょう。

彼らの選択は「目指すなら、ドイツだ」ということです。

その理由は2つあります。まずドイツには職があるということ。次にドイツは「法のフレームワーク」の中で、きちんと難民に対処する国だということです。

シリア難民はなぜドイツを目指すのか? (Market Hack)

その理由としてはMarket Hackさんの記事の方がクソ分かりやすいのでオススメです。
ここで受け入れ態度を示しておかないと、今までの人道支援の態度の一貫性がなくなってしまう、ということも理由の一つです。

ドイツ同様オーストリアも受け入れの姿勢には肯定的ですが、その一方受け入れに否定的な態度を示す国も多々あります。

 

難民受け入れに否定的な国々 ハンガリー、スロバキア、バルト三国etc

さきにあげたEUが設置しようとしている難民受け入れ枠はヨーロッパ各国に割り当てたものですが、これに対して否定的な態度を示す国が中東欧、ハンガリー、スロバキア、そしてバルト三国といった国々です。

こういった国々が否定的態度をとる主な理由は経済的事情ですが、ハンガリーが抵抗的な姿勢を見せる理由としては経済的な理由と言うよりも、国内の政治情勢にあります。
反対態度を強くとっておくことで国内の有権者から支持を得ようとすること、そして多くの難民流入によって国内の文化が侵食されてしまうことなどを恐れているということです。

 

 

難民問題はこれからどう進展していくの?

欧州委員会が設置しようとしている難民の受け入れ枠はEU全体で約16万人と流入人数に全く足りず、
そして財源不足により世界食糧計画(WFP)世界保健機関などの団体も支援を一部打ち切るなど非常に厳しい状況におかれている難民問題。
国連の各国への呼びかけ、9月14日にEUが難民対策を協議するなど対応に追われる状況ですが、その解決には時間がかかりそうです。
現在では日本国内での対応を急ぐ声は聞こえませんが、何らかの対策をとるようになることは避けられないといっていいでしょうね…

 

 

スポンサーリンク

 - ニュース